愛を知った日
「内容は?」
「鳳蝶くんと別れろって。」
「鳳蝶には相談したの?」
「何も分からないのに相談できないよ。」
「まぁ分かるけど…じゃあ親には?」
「言ったら大騒ぎだよ。」
「じゃあもしまた来たら私に送って。でも必ず鳳蝶には言った方がいい。」
「分かったよ。」
「今日、1人で帰るの?私もついて行こうか?そんなことあったなら私も心配だよ。」
「明美ちゃんだって忙しいでしょ。」
「大丈夫〜」
そんな話をした後、英語の授業を受けて明美ちゃんが一緒に帰ってくれた。結局その日は手紙は入っていなかった。せっかくここまで来てくれたのにそのままバイバイするのも忍びないので今は家に誰もいないが、上がってと誘った。そうして飲み物を用意しリビングでしばらく話した。
「ねぇ、言いづらかったら全然いいんだけど鳳蝶に病気のことって伝えた?」
そう聞かれて一瞬、息を詰まらせた私は
「ううん…まだ言ってない。タイミングが分からなくて。」
「そっか。奏のタイミングで言えばいいよ。あいつならなんでも受け止めてくれそう。ごめんね。言いづらいこと聞いて。」
「ううん。いつかは言わなきゃって思ってるんだけど。」
「焦らないで大丈夫だよ。最近は体調どうなの?」
「順調だよ。先生も大きな問題はないって。」
「鳳蝶くんと別れろって。」
「鳳蝶には相談したの?」
「何も分からないのに相談できないよ。」
「まぁ分かるけど…じゃあ親には?」
「言ったら大騒ぎだよ。」
「じゃあもしまた来たら私に送って。でも必ず鳳蝶には言った方がいい。」
「分かったよ。」
「今日、1人で帰るの?私もついて行こうか?そんなことあったなら私も心配だよ。」
「明美ちゃんだって忙しいでしょ。」
「大丈夫〜」
そんな話をした後、英語の授業を受けて明美ちゃんが一緒に帰ってくれた。結局その日は手紙は入っていなかった。せっかくここまで来てくれたのにそのままバイバイするのも忍びないので今は家に誰もいないが、上がってと誘った。そうして飲み物を用意しリビングでしばらく話した。
「ねぇ、言いづらかったら全然いいんだけど鳳蝶に病気のことって伝えた?」
そう聞かれて一瞬、息を詰まらせた私は
「ううん…まだ言ってない。タイミングが分からなくて。」
「そっか。奏のタイミングで言えばいいよ。あいつならなんでも受け止めてくれそう。ごめんね。言いづらいこと聞いて。」
「ううん。いつかは言わなきゃって思ってるんだけど。」
「焦らないで大丈夫だよ。最近は体調どうなの?」
「順調だよ。先生も大きな問題はないって。」