愛を知った日
「お互い休みが取れたから鳳蝶くんの家に泊まりたいの」
最初に奏が言う。
「あら!」
「えっ!?」
「決して奏を傷つけることはしないと約束します!だからお願いします!」
それに追従するように俺も頭を下げた。 
「私はいいと思うわ」
「えっちょっ…ママ!」
「別にいいじゃない。今どきお泊まりするのに親の許可もらいに来る子なんていないわよ。私達だって親に内緒で泊まってたじゃない」
「ちょっ…それは黙ってて。もちろん鳳蝶くんの事は信用してるけど泊まりは初めてだろ?奏の病気もあるし心配なんだ。ちゃんと責任持って奏を守ってくれるね?」
「もちろんです。しっかりご自宅まで届けますから」
「パパ、鳳蝶くんは看護学生よ。そして奏の病気も知ってる。そんなに心配することないわ」
「それに今は奏も元気だし問題ないわよ。薬もしっかり飲むわよね?」
「2人を心配させる事はしないからお願いします」
お母さんのアシストもあり納得してもらえた。
「今日はごめんなさいね。パパが色々面倒くさいこと言って。自分の娘が離れていくのが寂しいだけなの」
「いえいえ。今日はお時間頂きありがとうございました」
「当日は楽しんで来てね」
「ありがとうございます」
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