愛を知った日
「うん?どした?」
と聞くと
「あっいや…かっこいいなって思って」 
なんて顔を赤くしながら可愛い事を返して来るから抱きしめてキスをした。その時、邪心が湧いてそのまま抱き上げてベッドへ向かう。ぷりぷり怒る奏に
「だって今日は久しぶりに2人っきりなんだ。誰にも邪魔されないんだぞ?俺は思う存分いちゃいちゃしたい。奏は違うのか?」
と囁きかけると真っ赤な顔をして
「違わない…」
と言う。それが可愛くて理性の糸が切れた。
奏をベッドに押し倒して深いキスをし甘い時間を過ごした。
その後、奏を後ろから抱きしめて自分の1番暗い過去を話す。以前から話したいと思っていたがタイミングが合わなかった。
「俺は本当に奏が元気になって良かったと思ってるんだ。あの時は本当につらかった。あんな思いはもうしたくないくらいにな」
本音だった。もし奏を失ったらと考えるだけで頭がおかしくなる。
「ごめんね…」
奏は辛そうな顔をして謝ってきた。別に謝って欲しいわけじゃない。両親と奏のことがあったからこそ得たものも多かった。そして今奏が生きているということに日々感謝している。
「謝らないでいい。俺な…親が目の前で事故って死んだんだ。だからその時のこと思い出してすごく怖かった」
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