魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
とはいえ、その量にも限界があるようで――超えてしまうと昏睡状態に陥ってしまう。以前そのせいで落馬しかけ、スレイバート様に怒られてからは決して馬に乗って移動しないことを義務付けられてしまった。
加えて、テレサも軽い瘴気汚染なら聖属性魔法で浄化できることもあり……互いの負担を補い合って軽く出来ないかと最近はふたりで色々考えていた。結果、先に私が大まかな瘴気を吸った後、テレサの聖属性魔法で完全浄化をすれば、連日の稼働も可能ではないか――という案が出て……。
お互いが余力を残しつつ安定的な運用をしてゆけないか、一度レーフェルという大きな街に出向いて試してみよう、という運びになったわけだ。
レーフェルはこの周辺では最も大きな規模の街だが、最近は瘴気被害に悩まされ、人口の流出が問題視されているらしい。
「やあ、それにしても本当にすごい力ですよ。領内でも大きく噂になり始めています、シルウィー様のこと」
機嫌よく話してくれたのは、向かいに座る騎士ルシドだ。
スレイバート様は本日体調が優れないためお休みになっていて、今日はその側近である彼が同行してくれている。
加えて、テレサも軽い瘴気汚染なら聖属性魔法で浄化できることもあり……互いの負担を補い合って軽く出来ないかと最近はふたりで色々考えていた。結果、先に私が大まかな瘴気を吸った後、テレサの聖属性魔法で完全浄化をすれば、連日の稼働も可能ではないか――という案が出て……。
お互いが余力を残しつつ安定的な運用をしてゆけないか、一度レーフェルという大きな街に出向いて試してみよう、という運びになったわけだ。
レーフェルはこの周辺では最も大きな規模の街だが、最近は瘴気被害に悩まされ、人口の流出が問題視されているらしい。
「やあ、それにしても本当にすごい力ですよ。領内でも大きく噂になり始めています、シルウィー様のこと」
機嫌よく話してくれたのは、向かいに座る騎士ルシドだ。
スレイバート様は本日体調が優れないためお休みになっていて、今日はその側近である彼が同行してくれている。