魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
なるほどなといった感じだ。あの城は今は瘴気が濃くて入れる人が限られているし、任務で外と城を行ったり来たりする彼がその役割を務めれば、街から城へ赴く回数も少なく出来る。お城と商会の両方に顔が利く彼にしかできない配慮だと感心した。
「では、僕は新しい荷物を中に運び込んでいきますので、シルウィー様は空になった木箱を外に出して行ってもらえますか?」
「うん、それくらいならできると思うわ」
私が意気込んで答えると、彼は「お願いします」と律儀に頭を下げ倉庫の方へと行ってしまった。
怪我をしないようにと手袋も渡されたのでそれを付け、近くで馬の世話をしていた御者の人に挨拶すると、貨物室の中へ。
公爵家の馬車は大きいので、結構な数の箱が置かれている。
「よし……それじゃ、やっていきますか」
さすがにいくら肉体労働をしたことなくたって、空木箱を外に出すくらいはできるでしょう――そんな認識で私は手近な箱から持ち上げると、ゆっくりと外へ積んでいった。
「ふうふう……働くのってやっぱり大変ね」
「では、僕は新しい荷物を中に運び込んでいきますので、シルウィー様は空になった木箱を外に出して行ってもらえますか?」
「うん、それくらいならできると思うわ」
私が意気込んで答えると、彼は「お願いします」と律儀に頭を下げ倉庫の方へと行ってしまった。
怪我をしないようにと手袋も渡されたのでそれを付け、近くで馬の世話をしていた御者の人に挨拶すると、貨物室の中へ。
公爵家の馬車は大きいので、結構な数の箱が置かれている。
「よし……それじゃ、やっていきますか」
さすがにいくら肉体労働をしたことなくたって、空木箱を外に出すくらいはできるでしょう――そんな認識で私は手近な箱から持ち上げると、ゆっくりと外へ積んでいった。
「ふうふう……働くのってやっぱり大変ね」