魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
聞けば、その湖は元々精霊が棲んでいたという噂のある場所で、今や綺麗に浄化されており、観光客の足が絶えないほど美しい場所なのだという。
「せっかくここまで来たんだし、私も見に行ってみたいわ」
「まあ、今の時期はまだ凍りついてしまってるんですけどね。ということですので、息子さんのことは僕らに任せてください」
軽い散歩のようなものだとルシドが言い、私も賛成すると、まとめ役の女性は申し訳なさそうに頭を下げた。
「それではお願いできますでしょうか。魔物も今はほとんど出ませんし、一本道なのですれ違うこともないと思いますから」
「ええ。あんまりお母さんを心配させてると、そのうちご飯も食べさせてもらえなくなっちゃうぞって注意しておきますよ。だから、説教はほどほどにして優しく迎えてあげてください」
「あの子ったら、ちゃんと素直に謝れるかしら」
そんなルシドの言葉にくすくすと笑みを漏らすと、女性は玄関先で手を振って見送ってくれる。
息子さんはまだ遊びたい盛りの少年で、女性と同じ茶色い髪色をしているらしい。
そんな特徴を頭に入れ、直ちに私達は美しい精霊の湖目指して出発した。
「せっかくここまで来たんだし、私も見に行ってみたいわ」
「まあ、今の時期はまだ凍りついてしまってるんですけどね。ということですので、息子さんのことは僕らに任せてください」
軽い散歩のようなものだとルシドが言い、私も賛成すると、まとめ役の女性は申し訳なさそうに頭を下げた。
「それではお願いできますでしょうか。魔物も今はほとんど出ませんし、一本道なのですれ違うこともないと思いますから」
「ええ。あんまりお母さんを心配させてると、そのうちご飯も食べさせてもらえなくなっちゃうぞって注意しておきますよ。だから、説教はほどほどにして優しく迎えてあげてください」
「あの子ったら、ちゃんと素直に謝れるかしら」
そんなルシドの言葉にくすくすと笑みを漏らすと、女性は玄関先で手を振って見送ってくれる。
息子さんはまだ遊びたい盛りの少年で、女性と同じ茶色い髪色をしているらしい。
そんな特徴を頭に入れ、直ちに私達は美しい精霊の湖目指して出発した。