魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
少年の母であるまとめ役の女性を少年と再会させると、彼女は涙を流し彼を抱き締めたものの、そのあと家の中に連れ込んで……。中からは少年の謝罪ときついお仕置きの音が響いてきて、弁解の暇もなかった。
それでも、彼を無事連れ帰ったことで村人たちからも快く見送られ――私達は、明るい気持ちでレーフェルの街へと帰り着いた、わけだったのだが。
「――おいお前ら。今までどこほっつき歩いてやがった……」
魔石店に辿り着いた私たちを待ち受けていたのは……。
険しいどころではなく……それを通り越して割れた氷のように刺々しい表情をしたスレイバート様の姿だった。
それでも、彼を無事連れ帰ったことで村人たちからも快く見送られ――私達は、明るい気持ちでレーフェルの街へと帰り着いた、わけだったのだが。
「――おいお前ら。今までどこほっつき歩いてやがった……」
魔石店に辿り着いた私たちを待ち受けていたのは……。
険しいどころではなく……それを通り越して割れた氷のように刺々しい表情をしたスレイバート様の姿だった。