魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
そんなはずはなかった。皇太子に婚約破棄される直前に測った私の魔力は、ほぼ零の状態だった。
まさかと思い私は目に意識を集中させる。魔法を全く使えない体質の私だが、魔力があるかどうかの判別くらいなら以前はできていたから……そして、その結果。
(魔力が……復活してる?)
うっすらと、この身に纏うオレンジ色の魔力。並みの魔法士を十分に名乗れるレベルの。これは……いったい。
「どうなってるの……」
「あの、どうかなさいましたか?」
「お疲れなのでは……? あんなこともあった後ですし」
不審そうに尋ねるテレサ様とルシド。
それ以上に動揺していた私だけれど、隠し立てしてもしょうがない。
信じて貰えるかは別として、私は自らの欠陥と、これまで父が外部にひた隠しにしてきた事実を、あらためて説明する。
そしてその後すぐ、城主であるスレイバート様に引き合わされることとなった。
まさかと思い私は目に意識を集中させる。魔法を全く使えない体質の私だが、魔力があるかどうかの判別くらいなら以前はできていたから……そして、その結果。
(魔力が……復活してる?)
うっすらと、この身に纏うオレンジ色の魔力。並みの魔法士を十分に名乗れるレベルの。これは……いったい。
「どうなってるの……」
「あの、どうかなさいましたか?」
「お疲れなのでは……? あんなこともあった後ですし」
不審そうに尋ねるテレサ様とルシド。
それ以上に動揺していた私だけれど、隠し立てしてもしょうがない。
信じて貰えるかは別として、私は自らの欠陥と、これまで父が外部にひた隠しにしてきた事実を、あらためて説明する。
そしてその後すぐ、城主であるスレイバート様に引き合わされることとなった。