魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
「わわわっ……、わぁぁぁぁっ……!」
「っはは……。お前らしいっちゃらしい反応だけど、こんくらい早く平気で受け取れるようになってくれよ。それから約束通り、婚約指輪、選びに行くから。当日は、ちゃんと心の準備しておくようにな。とびきりのデートってやつにしてやるからさ」
主導権を取ることで、余裕ができたのか……彼は高らかに笑うと私の首筋に軽くキスをし、自分の部屋へと戻っていった。
その後しばらく……私は完全に行動停止したまま、綺麗なテレサのつむじをただ見つめていた。
そうだ、もうすぐ彼女の誕生日もあるのである。そして数ヶ月すれば……私たちの“結婚式”。相次ぐ初体験の出来事と、その先にある人生最大ともいえる大イベントの到来を思い知ることで、私の頭はさらにくらくらしてきて――。
(私……この先、どうなっちゃうんだろう)
見上げた天井の景色を最後に、そこから先の記憶は、ない……。
「っはは……。お前らしいっちゃらしい反応だけど、こんくらい早く平気で受け取れるようになってくれよ。それから約束通り、婚約指輪、選びに行くから。当日は、ちゃんと心の準備しておくようにな。とびきりのデートってやつにしてやるからさ」
主導権を取ることで、余裕ができたのか……彼は高らかに笑うと私の首筋に軽くキスをし、自分の部屋へと戻っていった。
その後しばらく……私は完全に行動停止したまま、綺麗なテレサのつむじをただ見つめていた。
そうだ、もうすぐ彼女の誕生日もあるのである。そして数ヶ月すれば……私たちの“結婚式”。相次ぐ初体験の出来事と、その先にある人生最大ともいえる大イベントの到来を思い知ることで、私の頭はさらにくらくらしてきて――。
(私……この先、どうなっちゃうんだろう)
見上げた天井の景色を最後に、そこから先の記憶は、ない……。