魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
 はしゃいだ妹を喜ばせてやろうと、身体を押し上げ窓の外に向けてやると、馬車がガタついて、御者から注意されてしまった。
 しかしそんなことすらも、こいつにとっては特別な体験で、始終笑顔が尽きることはない。
 それからも花々の香りを乗せた爽やかな風は俺たちを送り出し、一路馬車は北の地へ。

 失くしかけた夢はまた、ここから――。

(~第四部へ続く~)
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