魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
「こんなことできるやつがいるなんてな……でも――――」

 ありがとな、助かった――耳の側で、素直な感謝の言葉が聞けた私は、満足した気持ちで眠りにつく。

 まったく知らなかった人たちから、自分の働きを認めてもらえたこと。
 こんなにも嬉しい体験は、生まれて始めてだったから――。



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