魔力を喪った賢者の娘は、とある帝国公爵の呪いを解いてあげたのです……が? ~傾く領地を立て直したら、彼が私に傾いてきた~
ざわついていた村人たちの声が、次第に喜びへと変わってゆき。
「なんと、いうことじゃ……。これでまた、わしらは元通り祖先から預かったこの村で、暮らしてゆけるというのか……。なんと……」
老いた村長の啜り泣く声が、それと重なる。
「おい! 大丈夫なのか⁉」
「は……い。ねむい、だけ……で」
瞬間、私の気力が一気に底をついた。
大量の瘴気を吸い込んだ副作用か、はたまた精神力を限界まで振り絞ったせいか。強烈な疲労感と眠気に、意識を保っていられなくなる。
「あ、と……お願い、しま……」
誰かの役に立てたという達成感が、安らかな眠りの中に私を引き込んでゆき、スレイバート様に揺さぶられた肩の感覚も、感じなくなる。それでも。
「なんと、いうことじゃ……。これでまた、わしらは元通り祖先から預かったこの村で、暮らしてゆけるというのか……。なんと……」
老いた村長の啜り泣く声が、それと重なる。
「おい! 大丈夫なのか⁉」
「は……い。ねむい、だけ……で」
瞬間、私の気力が一気に底をついた。
大量の瘴気を吸い込んだ副作用か、はたまた精神力を限界まで振り絞ったせいか。強烈な疲労感と眠気に、意識を保っていられなくなる。
「あ、と……お願い、しま……」
誰かの役に立てたという達成感が、安らかな眠りの中に私を引き込んでゆき、スレイバート様に揺さぶられた肩の感覚も、感じなくなる。それでも。