俺の痛みに金を払え
俺には二つ上の姉がいる。
あまり仲良くはない。
何をしているのかも興味もない。

姉は中学生だ
地元の中学には行かず
隣町のカトリックの中学へ行った。
理由はしらない。

見た感じでは、流行りに乗る
当たり前のjcってとこだ。
実際俺も、姉の影響で
ファッションや見た目は気をつけてる方だ。

母親はずっとアパレルの仕事をしていて
ファッションや世間体、見た目を
気にする方だった。

野球を始めるまで、俺は
そろばん、書道、合気道、水泳と
習い事ばかりだった。
母親は何かしら、俺をエリート仕上げたかったのだろう。

ファッションもそうだ
ブランド品ばかり母親が買ってきて
来たり
一緒に買いに行く事が多かった。

上流階級までいかないが
何不自由なく、当たり前の事を
当たり前と思っていた。
この日まで
何も困ったと感じた事もない。
平々凡々と生活をしていた。
< 17 / 57 >

この作品をシェア

pagetop