俺の痛みに金を払え
田舎の学校で
自然と友人に恵まれ俺は
学校と遊ぶ事に毎日幸せを感じていた。
むしろ幸せすぎて
前の学校の友人の事は忘れていった。

2個上の姉は田舎の学校に馴染めず登校拒否になり非行へとはしっていった。
母親も田舎暮らしには馴染めず
仕事探しも上手くいかずにいた。
親父はと言うと県外で頑張ってるようだが
会えずにいた。

その日学校から帰ると
姉が髪を染めていた。
ばぁちゃんが染めてあげていた。

俺は学校から帰ると
じーちゃんの家に帰り寝るまでじーちゃんの家にいる生活だった。
じーちゃんは俺に勉強を教えてくれたり
夜になるととんち話しや本を読んでくれた。
色んなことを教えてくれた。
釣りを好きになったのも
川でじーちゃんが教えてくれたからだ。

毎日夕方にバケツと竿をもち川に釣りに行き
ハエと言う小さな小魚を釣っていた。
一人でも、田舎は沢山遊ぶ場所があり
お金もかからず遊べる。

俺はこの転校がよかったと思っていた。

歯車は徐々に噛み合わせが悪くなったのも
小学生の俺にはわからず
気付かない。
毎日その日をめいいっぱい生きてた
俺には、、、
この先人生が狂うカウントダウンが始まってる事をまだ知らない。
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