拝啓、元婚約者様 捨てた私のことはお構いなく
「ええ、それがいいかと」
フィーヌは頷く。
ヴァルの話では、広大な土地を持つロサイダー領にはまだまだたくさんの鉱脈があるという。小さなダイヤモンド鉱山の利権を渡しても、全体からすると大した影響ではない。
「それで提案なんだが、このダイヤモンド鉱石を磨いてもらってアクセサリーを作ろうと思う。付き合ってくれないか?」
「もちろんです」
フィーヌは一二もなく頷いた。
実は、ロサイダー領に来てからというもの、フィーヌはほとんど屋敷の外に行ったことがないのだ。フィーヌは馬に乗ることができないし、馬車を用意させるのも悪い気がしてなかなか外出する機会がなかった。
「では、来週休みが取れそうだから、そこで一緒に行こう」
「はい。かしこまりました」
フィーヌは笑顔で頷いた。
アンナはフィーヌの髪の毛をいつもよりも少しだけお洒落にアレンジして、毛先を巻く。
ドレスは町歩きをしても大丈夫なように、落ち着いた、けれど女性らしいものを選んでくれた。
「とっても素敵です。旦那様と初めての町デートですね」
「デートじゃないわ」
フィーヌは頷く。
ヴァルの話では、広大な土地を持つロサイダー領にはまだまだたくさんの鉱脈があるという。小さなダイヤモンド鉱山の利権を渡しても、全体からすると大した影響ではない。
「それで提案なんだが、このダイヤモンド鉱石を磨いてもらってアクセサリーを作ろうと思う。付き合ってくれないか?」
「もちろんです」
フィーヌは一二もなく頷いた。
実は、ロサイダー領に来てからというもの、フィーヌはほとんど屋敷の外に行ったことがないのだ。フィーヌは馬に乗ることができないし、馬車を用意させるのも悪い気がしてなかなか外出する機会がなかった。
「では、来週休みが取れそうだから、そこで一緒に行こう」
「はい。かしこまりました」
フィーヌは笑顔で頷いた。
アンナはフィーヌの髪の毛をいつもよりも少しだけお洒落にアレンジして、毛先を巻く。
ドレスは町歩きをしても大丈夫なように、落ち着いた、けれど女性らしいものを選んでくれた。
「とっても素敵です。旦那様と初めての町デートですね」
「デートじゃないわ」