双子パパになった不屈の自衛官は飽くなき愛で純真ママを取り戻す
こんにちは。から始まるメッセージ。他愛のない内容の文面のあと、最後に書かれていた一文に釘付けになる。
【今年はクリスマスが週末ですけど、予定とかありますか?】
これは、世間話のひとつとして? それとも……?
返信を開いて、挨拶から文章を作っていく。
ちょうどお昼休みをとっていたこと、お昼は家で作ってきたミネストローネスープを食べていることを書いて、最後の一文を作るのに指が止まる。
クリスマスはこれといって予定はない。
東京に出てきてからは基本ひとりで静かに過ごしている。
去年はクリスマスは平日で、ちょうど観たい映画があったからレイトショーでそれを観て、帰ってひとりケーキを食べたクリスマスだった。
【クリスマスの予定は特になにもなくて、今年はなにをしようかと考え中です】
悩みながら考えた文章を最後に入れ、紙飛行機のマークをタップした。
トークルームを開いたまま、スープジャーを手に取る。
私が送ったメッセージには一分もしないうちに既読がつき、慌ててトークルームを閉じた。
すぐに送ったメッセージを見てもらえただけで緊張が高まる。
落ち着かないままスマートフォンの画面を気にしながら食事を続けていると、間もなくメッセージが届いた通知画面を光らせた。
どんな返事が届いているのか、ドキドキと高鳴っていく鼓動を感じながらアプリを開く。