婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「いただく」
わりと片付いている机をセリオに促し、エステルはお茶の準備をし始める。
「エステル~、私の分もお願い~」
アビーが手を振って、自分の存在を強調する。
「はい、用意しますから、ちょっと待っててください」
なぜかそこで、セリオがぷっと噴き出す。
「どうかしました?」
「いや……まるで母親みたいだな、と思って……」
「私が? アビーさんの母親ですか?」
そう表現されたことが面白くなかったようで、自分でも気づかぬうちに不機嫌になっていたらしい。
トンと彼の前にお茶の入ったカップを置いたとき、勢いあまって少しだけお茶がこぼれた。
「あ、ごめんなさい。慌てていました」
わりと片付いている机をセリオに促し、エステルはお茶の準備をし始める。
「エステル~、私の分もお願い~」
アビーが手を振って、自分の存在を強調する。
「はい、用意しますから、ちょっと待っててください」
なぜかそこで、セリオがぷっと噴き出す。
「どうかしました?」
「いや……まるで母親みたいだな、と思って……」
「私が? アビーさんの母親ですか?」
そう表現されたことが面白くなかったようで、自分でも気づかぬうちに不機嫌になっていたらしい。
トンと彼の前にお茶の入ったカップを置いたとき、勢いあまって少しだけお茶がこぼれた。
「あ、ごめんなさい。慌てていました」