婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「ああ、聞こえる。俺から君の姿は見えないが、声は聞こえる」
「ちょっと、セリオ。私にも貸しなさいよ」
待ちきれないアビーに『でんわ』を奪われた。アビーはエステルと長々と話をしていたが、セリオは直接脳内に響くような彼女の声が耳から離れなかった。
そしてその『でんわ』を持って外城にまで足を向け、どのくらいの距離まで通話が可能かを試した。結果、外城までは難なく通話が可能であることがわかった。
それからすぐに『でんわ』は、ペレ集落に設置された。緊急時も含め、ギデオンと定期的に連絡をやりとりすることが目的であった。
それによってギデオンがペレ集落に足を伸ばす頻度は減ったものの、必要な物がすぐに届けられるという点で、彼らに不満はなさそうだ。
エステルはアビーの協力を得て『でんわ』を大量に作り始めた。
「今はまだ、一対一でしか通話ができないのが欠点なんです……」
「ちょっと、セリオ。私にも貸しなさいよ」
待ちきれないアビーに『でんわ』を奪われた。アビーはエステルと長々と話をしていたが、セリオは直接脳内に響くような彼女の声が耳から離れなかった。
そしてその『でんわ』を持って外城にまで足を向け、どのくらいの距離まで通話が可能かを試した。結果、外城までは難なく通話が可能であることがわかった。
それからすぐに『でんわ』は、ペレ集落に設置された。緊急時も含め、ギデオンと定期的に連絡をやりとりすることが目的であった。
それによってギデオンがペレ集落に足を伸ばす頻度は減ったものの、必要な物がすぐに届けられるという点で、彼らに不満はなさそうだ。
エステルはアビーの協力を得て『でんわ』を大量に作り始めた。
「今はまだ、一対一でしか通話ができないのが欠点なんです……」