婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「あ、ごめんなさい」
「そんなにセリオに会いたいなら、『でんわ』を使えばいいじゃないの。アビー様は見ていました。セリオに特別な『でんわ』をあげていましたね?」
なぜか敬語で確認してくるところが、恐ろしい。
「あ、あれは……」
必死に言い訳しようとしたエステルだが、言葉が出てこない。
「別に誤魔化す必要ないでしょ? 恥ずかしいことでもあるまいし」
アビーの言うことはもっともなのだが、それでもあのやりとりを見られていた事実が恥ずかしいのだ。
それにエステル自身、セドリックの代わりをセリオに求めているような気もして、複雑な気持ちだった。セドリックにはもう手が届かないけれど、セリオならとどこか期待する気持ちもある。
あれだけセドリックを好きでいたのに、そんな簡単に心変わりしていいのだろうかと。
「そんなに気になるなら『でんわ』使ってみたら?」
「そんなにセリオに会いたいなら、『でんわ』を使えばいいじゃないの。アビー様は見ていました。セリオに特別な『でんわ』をあげていましたね?」
なぜか敬語で確認してくるところが、恐ろしい。
「あ、あれは……」
必死に言い訳しようとしたエステルだが、言葉が出てこない。
「別に誤魔化す必要ないでしょ? 恥ずかしいことでもあるまいし」
アビーの言うことはもっともなのだが、それでもあのやりとりを見られていた事実が恥ずかしいのだ。
それにエステル自身、セドリックの代わりをセリオに求めているような気もして、複雑な気持ちだった。セドリックにはもう手が届かないけれど、セリオならとどこか期待する気持ちもある。
あれだけセドリックを好きでいたのに、そんな簡単に心変わりしていいのだろうかと。
「そんなに気になるなら『でんわ』使ってみたら?」