婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
『でんわ』については、アドコック領内で使用することを条件としてある。それはセリオに言われたからというのもあるが、ギデオンもアビーも「量産できない状態で、いろんなところにばらまかないほうがいい」と言ったからだ。
ギデオンたちが言うのももっともであると、エステルもその考えに同意した。
だから『でんわ』を使いたい者は、領地内で使用すること、他の者には情報を提供しないことを約束させた。
だが、女性が言うには、たまたま外で『でんわ』で連絡を取り合っていた人がいて、その人物に「それはどこで手に入れることができるんだ」と詰め寄った人物がいたらしい。
見慣れぬ者で、領民ではないと誰もが判断したため、「これは領主様が配ってるんだ」と言ってその場を誤魔化したらしいが。
エステルが地下室に引きこもっている間に、『でんわ』のせいでそのような事件が起こっていたなど知らなかった。ギデオンは特に何も言っていなかったし、アビーも知っているかどうかなんて、エステルは知らない。
「そうなんですね……」
「はい。ですからエステル様も見知らぬ者には気をつけてください。どうやらその男は、『でんわ』を作れる職人を探しているようにも見えましたので」
ギデオンたちが言うのももっともであると、エステルもその考えに同意した。
だから『でんわ』を使いたい者は、領地内で使用すること、他の者には情報を提供しないことを約束させた。
だが、女性が言うには、たまたま外で『でんわ』で連絡を取り合っていた人がいて、その人物に「それはどこで手に入れることができるんだ」と詰め寄った人物がいたらしい。
見慣れぬ者で、領民ではないと誰もが判断したため、「これは領主様が配ってるんだ」と言ってその場を誤魔化したらしいが。
エステルが地下室に引きこもっている間に、『でんわ』のせいでそのような事件が起こっていたなど知らなかった。ギデオンは特に何も言っていなかったし、アビーも知っているかどうかなんて、エステルは知らない。
「そうなんですね……」
「はい。ですからエステル様も見知らぬ者には気をつけてください。どうやらその男は、『でんわ』を作れる職人を探しているようにも見えましたので」