婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「はい。ギデオン様から聞いたのですが、アビーさんにも伝えておこうと思いまして……」
そう言ったエステルは、先ほどギデオンから聞いた見慣れぬ者の話を伝えた。しかも彼らの狙いが『でんわ』だろうということも。
「ふ~ん。なるほどね。でも、大丈夫よ。私は城塞から出ないし。むしろ、この部屋から出ない」
胸を張って答えるアビーの姿を見れば、なぜか安心してしまうから不思議なものだ。
「ギデオン様も同じことを言ってました」
「ちょっと、それは悔しいわね。まぁ、事実だけど」
そうやってアビーと、見慣れぬ者と『でんわ』の情報交換をし、エステルは自室へと戻った。
しかし、それから数日後の朝。
そろそろエステルがアドコック領にやってきて一年経つか経たないかという時期。
地下にある魔導具室が荒らされていた。
「嘘でしょ……?」
そう呟いたのはアビーだ。
そう言ったエステルは、先ほどギデオンから聞いた見慣れぬ者の話を伝えた。しかも彼らの狙いが『でんわ』だろうということも。
「ふ~ん。なるほどね。でも、大丈夫よ。私は城塞から出ないし。むしろ、この部屋から出ない」
胸を張って答えるアビーの姿を見れば、なぜか安心してしまうから不思議なものだ。
「ギデオン様も同じことを言ってました」
「ちょっと、それは悔しいわね。まぁ、事実だけど」
そうやってアビーと、見慣れぬ者と『でんわ』の情報交換をし、エステルは自室へと戻った。
しかし、それから数日後の朝。
そろそろエステルがアドコック領にやってきて一年経つか経たないかという時期。
地下にある魔導具室が荒らされていた。
「嘘でしょ……?」
そう呟いたのはアビーだ。