婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「それを決めるのは私じゃありませんからね」
少し言い方が冷たい。やはり侯爵は怒っているようだ。
モートンに『でんわ』を預けたセドリックは、その足で父王の元に向かい、ギデオンとエステルのこと、ジュリアンとヘインズ侯爵と情報交換したことを報告した。
父王も魔導具の密輸には頭を悩ませているようで、ヘインズ侯爵たちと共に魔導具の輸出については法規制の整備を早急に進めると約束してくれた。
そしてセドリックは、エルガス学園の生徒に戻るのだ。
セドリックが王都に戻ってきて、十日ほど経った頃。ジュリアンと一緒にヘインズ侯爵から呼び出された。
もちろんジュリアンは留学生ジュリーの姿だ。となれば、彼はセドリックの腕を取り、ラブラブな様子を演じる必要があるだろうと言うのだ。いくら王城内であっても、どこに誰がひそんでいるからわからないから、ジュリーがジュリアンの仮の姿だとバレてはいけないと、それらしいことを言ってくるから断ることはできない。
少し言い方が冷たい。やはり侯爵は怒っているようだ。
モートンに『でんわ』を預けたセドリックは、その足で父王の元に向かい、ギデオンとエステルのこと、ジュリアンとヘインズ侯爵と情報交換したことを報告した。
父王も魔導具の密輸には頭を悩ませているようで、ヘインズ侯爵たちと共に魔導具の輸出については法規制の整備を早急に進めると約束してくれた。
そしてセドリックは、エルガス学園の生徒に戻るのだ。
セドリックが王都に戻ってきて、十日ほど経った頃。ジュリアンと一緒にヘインズ侯爵から呼び出された。
もちろんジュリアンは留学生ジュリーの姿だ。となれば、彼はセドリックの腕を取り、ラブラブな様子を演じる必要があるだろうと言うのだ。いくら王城内であっても、どこに誰がひそんでいるからわからないから、ジュリーがジュリアンの仮の姿だとバレてはいけないと、それらしいことを言ってくるから断ることはできない。