婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
エステルは必死に説明した。この『でんわ』から発する魔導回路を誰かが傍受してくれれば、助けを呼べる可能性がある。
むしろセリオに渡した試作機の『でんわ』となら繋がるかもしれない。だけど、セリオに助けを求めたところで、彼を巻き込むだけ。
「そんなうまくいくかしら?」
アビーが片眉を上げ、半信半疑の表情を浮かべる。
「うまくいくことを信じるしかありません。あの人たちの魔導具を作る振りして、こちらの『でんわ』で誰かに連絡します……」
エステルたちを捕らえた男たちは、定期的に様子を見に部屋を訪れた。食事や着替えは別の者が運んでくる。姿を見せるのは、リーダー格の男とその手下らしい二人、計三人の男たちだ。
頻繁に誰かが部屋へとやってくるが、エステルもアビーも、魔導具製作にのめり込んでいるのを目にすれば、彼らは満足そうな表情を浮かべて去っていく。
「あ、すみません」
むしろセリオに渡した試作機の『でんわ』となら繋がるかもしれない。だけど、セリオに助けを求めたところで、彼を巻き込むだけ。
「そんなうまくいくかしら?」
アビーが片眉を上げ、半信半疑の表情を浮かべる。
「うまくいくことを信じるしかありません。あの人たちの魔導具を作る振りして、こちらの『でんわ』で誰かに連絡します……」
エステルたちを捕らえた男たちは、定期的に様子を見に部屋を訪れた。食事や着替えは別の者が運んでくる。姿を見せるのは、リーダー格の男とその手下らしい二人、計三人の男たちだ。
頻繁に誰かが部屋へとやってくるが、エステルもアビーも、魔導具製作にのめり込んでいるのを目にすれば、彼らは満足そうな表情を浮かべて去っていく。
「あ、すみません」