婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
セドリックはベッドの脇に置かれた椅子に腰を下ろし、ゆっくりと語り始めた。
まず、エステルがいるのはヴァサル国の王城の一室だという。アビーもまた、別の部屋で保護されているとのこと。
「そして、俺がここにいるのは、もちろん君を助けにきたからだ」
セドリックの声は落ち着いていた。
「エステルたちをさらったのは、ヴァサル国の改革派と呼ばれる人間だ。国王とその王子を亡き者にして王弟を次の国王にしたいと動いている派なんだが……」
改革派と名乗ってはいるが、裏では過激派とも言われており、ターラント国の魔導具を密輸しては、それを武器や破壊兵器などに改造しようとしていたようだ。
「だが、ヴァサル国では、魔導具の知識に長けている者が少ない」
そのためターラント国の優秀な魔導技師や職人を狙っていたとのことなのだが。
「もしかして、それで私が……?」
「あぁ……エステルの開発した『でんわ』。あれがやつらの耳にも入ったらしい。そういった魔導具を作れる技師であれば、魔導具から兵器への応用も簡単にできるだろうと考えたようだ」
まず、エステルがいるのはヴァサル国の王城の一室だという。アビーもまた、別の部屋で保護されているとのこと。
「そして、俺がここにいるのは、もちろん君を助けにきたからだ」
セドリックの声は落ち着いていた。
「エステルたちをさらったのは、ヴァサル国の改革派と呼ばれる人間だ。国王とその王子を亡き者にして王弟を次の国王にしたいと動いている派なんだが……」
改革派と名乗ってはいるが、裏では過激派とも言われており、ターラント国の魔導具を密輸しては、それを武器や破壊兵器などに改造しようとしていたようだ。
「だが、ヴァサル国では、魔導具の知識に長けている者が少ない」
そのためターラント国の優秀な魔導技師や職人を狙っていたとのことなのだが。
「もしかして、それで私が……?」
「あぁ……エステルの開発した『でんわ』。あれがやつらの耳にも入ったらしい。そういった魔導具を作れる技師であれば、魔導具から兵器への応用も簡単にできるだろうと考えたようだ」