【電子書籍化】婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「ん~、そうね。やっぱり若い男性が多いわね。でも、ジェームスもやっていたような……?」
まるで若い男性にジェームスが該当しないとでも言いたげだが、それは事実であるため失礼には当たらないだろう。たぶん。
「ジェームスさんはギデオン様から追い出されていました。腰がどうのこうのって」
「なるほどね。ジェームス、雪かきをした後、腰が痛いって寝込むこともあったかもしれない」
首を傾げたアビーは、昨年の雪かきを思い出しているのだろう。
「ですから! 雪かきは体力を使うから、それを楽にしてくれる魔導具です」
「へ~。どうやって魔導具で雪かきをさせるの? 雪をすくって、捨てるっていう作業が必要なのよ?」
「そうですね。だから……」
エステルは机の上に広げられている用紙に、さらさらと絵を描き始める。それは、前世の記憶による除雪機の原理。
「ここで雪をかきとって集めて、ここから雪を吹き飛ばせるようにすれば……」
「これ、その場の雪がなくなったら、移動させるの?」
「はい。だからこうやって動かしやすいように走行装置をつけます。雪の上だから、雪との接地面積を大きくして、滑らないように凹凸をつけて……」
まるで若い男性にジェームスが該当しないとでも言いたげだが、それは事実であるため失礼には当たらないだろう。たぶん。
「ジェームスさんはギデオン様から追い出されていました。腰がどうのこうのって」
「なるほどね。ジェームス、雪かきをした後、腰が痛いって寝込むこともあったかもしれない」
首を傾げたアビーは、昨年の雪かきを思い出しているのだろう。
「ですから! 雪かきは体力を使うから、それを楽にしてくれる魔導具です」
「へ~。どうやって魔導具で雪かきをさせるの? 雪をすくって、捨てるっていう作業が必要なのよ?」
「そうですね。だから……」
エステルは机の上に広げられている用紙に、さらさらと絵を描き始める。それは、前世の記憶による除雪機の原理。
「ここで雪をかきとって集めて、ここから雪を吹き飛ばせるようにすれば……」
「これ、その場の雪がなくなったら、移動させるの?」
「はい。だからこうやって動かしやすいように走行装置をつけます。雪の上だから、雪との接地面積を大きくして、滑らないように凹凸をつけて……」