婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
「ああ、俺たちはなんとか無事に二年を終えることができた。だが、おまえのせいでエステルは……」
「ほんと、ごめんって!」
顔の前で両手を合わせ、ジュリアンは謝罪の言葉を口にするが、セドリックは不機嫌なまま。
「悪いが、俺は辺境に行く」
セドリックの突然の申し出に驚いたのはジュリアンだ。
「は? 何、言ってんの?」
「何って、辺境に行くと言っている」
「なんで? まだ学園だって一年あるじゃん?」
「なんでって、エステルに会いに行くためだろ? それ以外の理由があるか? 俺の影武者はおいていくし、学園は彼が俺として通う。おまえはこちらで、引き続き魔導具の密輸の調査をしろ。連絡は、いつものように俺の鳩を使う」
待てよ、とジュリアンが立ち上がった。
「エステル嬢に会ってどうするつもりだ? 婚約解消は嘘でした。やっぱりやり直してください。って、土下座でもするつもりか?」
「ほんと、ごめんって!」
顔の前で両手を合わせ、ジュリアンは謝罪の言葉を口にするが、セドリックは不機嫌なまま。
「悪いが、俺は辺境に行く」
セドリックの突然の申し出に驚いたのはジュリアンだ。
「は? 何、言ってんの?」
「何って、辺境に行くと言っている」
「なんで? まだ学園だって一年あるじゃん?」
「なんでって、エステルに会いに行くためだろ? それ以外の理由があるか? 俺の影武者はおいていくし、学園は彼が俺として通う。おまえはこちらで、引き続き魔導具の密輸の調査をしろ。連絡は、いつものように俺の鳩を使う」
待てよ、とジュリアンが立ち上がった。
「エステル嬢に会ってどうするつもりだ? 婚約解消は嘘でした。やっぱりやり直してください。って、土下座でもするつもりか?」