婚約破棄されたので辺境で新生活を満喫します。なぜか、元婚約者(王太子殿下)が追いかけてきたのですが?
学生魔導具開発展では、完全に新規のものというよりは、今ある魔導具を使いやすいように改良しました、機能を追加しましたといったものが多かった。いや、むしろそういったものの出品がほとんどだった。だからあの開発展にエステルの『でんわ』は危険だったのだ。
「辺境は雪が降るだろ?」
「ああ……そうみたいだな」
「そうなんだよ。俺らの身体が半分埋もれるくらいは、雪が降るんだよ。だから、寒い。その厳しい寒さの中でも、快適にさまざまな作業ができる暖房魔導具があるらしい」
「は? どんな魔導具だよ?」
ジュリアンが興味を示す。
「どうやら『こたつ』と呼んでいるようだ。足元だけを局所的にあたためるから、作業をしていても眠くなりにくい。ほら、頭寒足熱と言うだろう? それから……」
「まだ、あるのかよ! いったい、どんだけ魔導具作れば、エステル嬢は満足するんだよ」
「辺境は雪が降るだろ?」
「ああ……そうみたいだな」
「そうなんだよ。俺らの身体が半分埋もれるくらいは、雪が降るんだよ。だから、寒い。その厳しい寒さの中でも、快適にさまざまな作業ができる暖房魔導具があるらしい」
「は? どんな魔導具だよ?」
ジュリアンが興味を示す。
「どうやら『こたつ』と呼んでいるようだ。足元だけを局所的にあたためるから、作業をしていても眠くなりにくい。ほら、頭寒足熱と言うだろう? それから……」
「まだ、あるのかよ! いったい、どんだけ魔導具作れば、エステル嬢は満足するんだよ」