冷酷女王に恋をして
「ごめんねあんまり長居するわけにもいかないよね、じゃあ愛椛帰るね、あ、その前にメイクさせて?」

そう言って先輩はものすごい量のメイクボックスを開け、メイクをしている。

「先輩ってメイク上手ですよね、羨ましいです。」

「ありがとうー高校生くらいの時からメイクガチでやってるのーだから多分なんでも教えられると思うよー。」

女子力高っ。

私なんて最低限できればいいかなくらいのガサツ女なのに……。

やっぱり私も愛椛先輩には敵わない。

しかもメイクをしている先輩は、いつもの倍は「乙女」だった。

より一層先輩のことが好きになった。

忘年会、参加して良かった。
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