初恋のやり直し ~過去に私をふった彼からの猛アタック~
「あれ、まだいたのか?」
聞き馴染みのある声に驚いて振り向く。
声をかけてきたのは蒼士くんで、彼は私の顔を見るなり目を丸くした。
「大丈夫か? 随分、辛そうな顔してるけど……」
彼の視線が私の顔からパソコンの画面に映る。
企画書を進めているのがわかったのだろう。そういえば、と彼がパソコン画面を覗きながら言った。
「デザイナーが、発注まだかって言ってたよ」
「うっ……」
「あと、リサーチャーからは今回、仕事がないのかって」
今まさしく頭を悩ませていたことを言われて、ぐさぐさと心に刺さる。
私はなんとか声を出そうとして口を開いたけれど、代わりに溢れてきそうになったのは涙だった。
「その、いま、ちょっと煮詰まってて……」
こんなこと、口が裂けても言いたくなかったのに、と下唇を噛む。
初めての会社で、右も左もわからなくて、実績を積んでいるとはいえキャリアだって浅いのに、一人で全部やろうとして。
それが間違っていることだとわかっていても、彼に迷惑をかけたくなかった。
だから、いま、消えてなくなりたい気分だ。
聞き馴染みのある声に驚いて振り向く。
声をかけてきたのは蒼士くんで、彼は私の顔を見るなり目を丸くした。
「大丈夫か? 随分、辛そうな顔してるけど……」
彼の視線が私の顔からパソコンの画面に映る。
企画書を進めているのがわかったのだろう。そういえば、と彼がパソコン画面を覗きながら言った。
「デザイナーが、発注まだかって言ってたよ」
「うっ……」
「あと、リサーチャーからは今回、仕事がないのかって」
今まさしく頭を悩ませていたことを言われて、ぐさぐさと心に刺さる。
私はなんとか声を出そうとして口を開いたけれど、代わりに溢れてきそうになったのは涙だった。
「その、いま、ちょっと煮詰まってて……」
こんなこと、口が裂けても言いたくなかったのに、と下唇を噛む。
初めての会社で、右も左もわからなくて、実績を積んでいるとはいえキャリアだって浅いのに、一人で全部やろうとして。
それが間違っていることだとわかっていても、彼に迷惑をかけたくなかった。
だから、いま、消えてなくなりたい気分だ。