敵国の王に囚われた皇女は、愛に溺れる
「初めてなのは分かっています。」

耳元に近づき、低い声で囁く。

「でも……俺を信じて欲しい。」

彼の息が首筋をかすめ、心臓が早鐘を打つ。

「あなたが……欲しい。」

その一言に、私の理性がふっと解けた。

唇が重なり、互いの熱を確かめ合う。

指が背をなぞり、胸元へと進むたびに、身体の奥がじわりと熱を帯びていく。

そして――彼の熱が、ゆっくりと私の中に入ってきた。

「ぁぁ……」

息が詰まる感覚と、胸の奥を満たしていく感覚が同時に押し寄せる。

痛みの向こうに、彼の温もりと確かな存在を感じた瞬間、私は目を閉じ、全てを受け入れた。

「エドリックっ!」

私は彼をぎゅっと抱きしめた。

彼の律動に私も一緒になって動いた。

「こんなの……知らなかった……」

熱い吐息が、彼に寄ってもたらされる。

そして彼も私の体で吐息を感じている。
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