敵国の王に囚われた皇女は、愛に溺れる
低く落ち着いた声は、確固たる決意を帯びている。
父王の眉間の皺がわずかに緩む。
「おお……おまえが行ってくれるなら頼もしい。」
そして私をちらりと見やり、重々しく言葉を継いだ。
「エドリックが側にいるのなら、許そう。」
胸に熱が込み上げる。
私は思わずエドリックの背を軽く押した。
――さすがは私の婚約者。
私の望みを、そしてこの国への覚悟を、誰よりも理解してくれている。
それから、我が軍は急ぎ戦の準備に取りかかった。
一日たりとも無駄にはできない。
兵の編成、武具の点検、物資の確保――城内は慌ただしい足音と怒号で満ちていた。
既に迎え撃つための第一軍は、騎士団長エドリックの指揮で出発するところだった。
甲冑の金具が陽光を反射し、馬上の兵たちは緊張に顔を引き締めている。
「エドリック、戦地で会おう。」
馬に跨る彼に声をかけると、エドリックは手綱を引き、私の前に降り立った。
父王の眉間の皺がわずかに緩む。
「おお……おまえが行ってくれるなら頼もしい。」
そして私をちらりと見やり、重々しく言葉を継いだ。
「エドリックが側にいるのなら、許そう。」
胸に熱が込み上げる。
私は思わずエドリックの背を軽く押した。
――さすがは私の婚約者。
私の望みを、そしてこの国への覚悟を、誰よりも理解してくれている。
それから、我が軍は急ぎ戦の準備に取りかかった。
一日たりとも無駄にはできない。
兵の編成、武具の点検、物資の確保――城内は慌ただしい足音と怒号で満ちていた。
既に迎え撃つための第一軍は、騎士団長エドリックの指揮で出発するところだった。
甲冑の金具が陽光を反射し、馬上の兵たちは緊張に顔を引き締めている。
「エドリック、戦地で会おう。」
馬に跨る彼に声をかけると、エドリックは手綱を引き、私の前に降り立った。