初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「キルギアにいたんだと思いました。それでナダルを秘密裏に脱出したんです。キルギアには魔獣がいるため、直接入るのは危険だと判断し、マルコー領に入りました。そこには昔の知り合いがいたのですが、マルコーはキルギアに取り込まれることが決まっていましたから。そしてファルコン閣下に出会ったのです」
しばらくは何も言えなかった。
唐突に絞り出すようにダニエルが言い始めた。
「ひとつだけ教えてください。シェリア王女は……無事なんですか?」
この男は本当に今もシェリアを思っているのだろうか?
「ああ。元気にしている」
「そうですか。よかった」
ほっとした表情。
ダニエルの挙動に嘘は感じられない。
だが、オルベリアの人間だ。
どうしても懐疑的に見てしまう。
それにずっとシェリアが裏切られたと思っていた人間。
その人間を信用できるのか?
「お前を完全に信用はできない」
デュランダルはもう一度ダニエルの目を見た。
「ナダル王の暗殺者がシェリアを殺そうとしたときにお前の名を出していた。だからシェリアはお前が派遣した暗殺者だと思っているはずだ」
「なっ!」
そう言ってから「くそっ!」と自分の太ももをたたいた。
しばらくは何も言えなかった。
唐突に絞り出すようにダニエルが言い始めた。
「ひとつだけ教えてください。シェリア王女は……無事なんですか?」
この男は本当に今もシェリアを思っているのだろうか?
「ああ。元気にしている」
「そうですか。よかった」
ほっとした表情。
ダニエルの挙動に嘘は感じられない。
だが、オルベリアの人間だ。
どうしても懐疑的に見てしまう。
それにずっとシェリアが裏切られたと思っていた人間。
その人間を信用できるのか?
「お前を完全に信用はできない」
デュランダルはもう一度ダニエルの目を見た。
「ナダル王の暗殺者がシェリアを殺そうとしたときにお前の名を出していた。だからシェリアはお前が派遣した暗殺者だと思っているはずだ」
「なっ!」
そう言ってから「くそっ!」と自分の太ももをたたいた。