初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
◇
「シェリア。舞踏会の日だが、君がシェリア王女だと公表するにあたって、俺がパートナーでないほうがいいだろうか?」
「え?」
ファルコン公爵を出て馬車に乗った時点で、デュランダルが眉をひそめながら言い出した。
「どういう意味ですか?」
「君がダニエルをまだ好きなら……」
言いながらデュランダルの顔は苦悩に満ちている。
ああ……
シェリアは思った。
わたしはこの人のこの単純なところが好きなんだわ。
ごちゃごちゃと考える自分にはないこの単純さが。
「シェリア。舞踏会の日だが、君がシェリア王女だと公表するにあたって、俺がパートナーでないほうがいいだろうか?」
「え?」
ファルコン公爵を出て馬車に乗った時点で、デュランダルが眉をひそめながら言い出した。
「どういう意味ですか?」
「君がダニエルをまだ好きなら……」
言いながらデュランダルの顔は苦悩に満ちている。
ああ……
シェリアは思った。
わたしはこの人のこの単純なところが好きなんだわ。
ごちゃごちゃと考える自分にはないこの単純さが。