星を救いたいわたしと、かりそめのあなたたち
第二章 あの秋に置き去りにしてきたもの
地球や他の星たちのために何ができるのか。
攻略本を見て最初に思いついたのは、宇宙空港にいる宇宙人――つまり、消滅しかけている星が具現化した宇宙人さんたちの信頼を得ることだった。
『地球のサブクエスト24、『スイーツショップに星の預言者、現れる』。宇宙空港のスイーツショップに入ると発生。店内で、スイーツを食べていると、星が具現化した宇宙人さんたちがお客さんとしてやってくるよ。攻略本を使って、未来を予言してみよう』
「これだ……!」
その攻略本の情報にしがみつくと、わたしはぎゅっと手に力をこめる。
攻略本に書かれているお店はもちろん、先程のかわいらしいスイーツショップ。
店員さんに案内されて、わたしたちは空いている席に腰かける。
本来、宇宙人さんは、わたしたち地球人とは言葉も通じないし、味覚も違うんだけど。
宇宙船で出されるごはん――『機内食』を食べたら、地球の言葉や文字が分かるようになるし、地球の料理をおいしく食べられるんだって。
だから、その点は大丈夫なんだ。
それに、星おこしをするために必要なものの費用は、すべてタダだもん。
攻略本に書かれていたとおり、みんなでスイーツを頼んで、そわそわと待つこと数分。
「お待たせいたしました」
小さなキノコのような宇宙人さんたちが、てくてくと注文の品を運んできた。
おとぎ話に出てくるような小人。
そんな小さな幻想を詰め込んだ店員さんたち。
でも、彼らは今回のターゲットではない。
攻略本を見て最初に思いついたのは、宇宙空港にいる宇宙人――つまり、消滅しかけている星が具現化した宇宙人さんたちの信頼を得ることだった。
『地球のサブクエスト24、『スイーツショップに星の預言者、現れる』。宇宙空港のスイーツショップに入ると発生。店内で、スイーツを食べていると、星が具現化した宇宙人さんたちがお客さんとしてやってくるよ。攻略本を使って、未来を予言してみよう』
「これだ……!」
その攻略本の情報にしがみつくと、わたしはぎゅっと手に力をこめる。
攻略本に書かれているお店はもちろん、先程のかわいらしいスイーツショップ。
店員さんに案内されて、わたしたちは空いている席に腰かける。
本来、宇宙人さんは、わたしたち地球人とは言葉も通じないし、味覚も違うんだけど。
宇宙船で出されるごはん――『機内食』を食べたら、地球の言葉や文字が分かるようになるし、地球の料理をおいしく食べられるんだって。
だから、その点は大丈夫なんだ。
それに、星おこしをするために必要なものの費用は、すべてタダだもん。
攻略本に書かれていたとおり、みんなでスイーツを頼んで、そわそわと待つこと数分。
「お待たせいたしました」
小さなキノコのような宇宙人さんたちが、てくてくと注文の品を運んできた。
おとぎ話に出てくるような小人。
そんな小さな幻想を詰め込んだ店員さんたち。
でも、彼らは今回のターゲットではない。