政略婚の妻に、王は狂おしく溺れる ―初恋の面影を宿す王妃―
「でも……彼女は泣いていた。」

ラディウスの瞳は遠くを見ていた。

「それが恋人を裏切ったことへの罪悪感だと思った俺は、それ以上、何も言えなかった。体は繋がっても、心まで彼女を支配できなかった。」

私はたまらず、ラディウスにしがみついた。

「ラディウス……」

明らかに嫉妬だった。

ラディウスの心を掴みたくて、私はお尻を彼に向けた。

入り口からは彼の熱の証が滴り落ちている。

「もっと……ラディウスのが欲しい……」

「リフィアっ……!」

次の瞬間、彼は後ろから深く入り込み、体の奥を貫いた。

午後のティータイムの時間。紅茶も飲まず、ただ互いに求め合っている。

「ああ……っ」

耳元に熱い吐息がかかる。

「リフィア、お前を狂わせてやる。二度と俺以外考えられなくしてやる。」

首筋に触れた唇に、理性が吹き飛んだ。
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