政略婚の妻に、王は狂おしく溺れる ―初恋の面影を宿す王妃―
「……美しい。」
低く漏れたその声を、私は確かに聞いた。
頬が一瞬で熱くなり、胸の奥がざわめく。
誰かに美しいと言われたことなど、一度もなかった。
「どうなされた、ラディウス王。」
父王の問いに、ラディウス王はわずかに目を伏せ、静かに答える。
「……まさか、このように美しい姫君がいらっしゃるとは存じませんでした。」
その瞬間、父王の瞳に閃きが走ったのを、私は見逃さなかった。
私は顔が熱くなるのを抑えられなかった。
さっき、確かにあの男――ラディウス王は私を「美しい」と言った。
しかも、口先だけの社交辞令とは思えない声音で。
ちらりと視線を向ける。
その瞬間、また目が合った。
真っ直ぐに、まるで射抜くように私を見ている。
何かを探るようでもあり、奪うと決めた獲物を見定めるようでもある。
低く漏れたその声を、私は確かに聞いた。
頬が一瞬で熱くなり、胸の奥がざわめく。
誰かに美しいと言われたことなど、一度もなかった。
「どうなされた、ラディウス王。」
父王の問いに、ラディウス王はわずかに目を伏せ、静かに答える。
「……まさか、このように美しい姫君がいらっしゃるとは存じませんでした。」
その瞬間、父王の瞳に閃きが走ったのを、私は見逃さなかった。
私は顔が熱くなるのを抑えられなかった。
さっき、確かにあの男――ラディウス王は私を「美しい」と言った。
しかも、口先だけの社交辞令とは思えない声音で。
ちらりと視線を向ける。
その瞬間、また目が合った。
真っ直ぐに、まるで射抜くように私を見ている。
何かを探るようでもあり、奪うと決めた獲物を見定めるようでもある。