最強スパダリ吸血鬼が私を運命の人だと言って離してくれない!
私がそう言うと首筋にやわらかい感触が触れる。


チクリとした小さな痛みが走った。



かげくんは少しでも痛みが和らぐように手を繋いでくれていた。


そのおかげか、痛いのは最初だけで徐々に安心感に包まれる。



しばらくして、満足したかげくんは私の胸元に顔を埋めた。



近すぎる距離に落ち着かなくて、終始ドキドキしてしまう。



こうして、大変だったけど楽しかった体育祭がようやく幕を下ろした。
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