最強スパダリ吸血鬼が私を運命の人だと言って離してくれない!
エピローグ
体育祭の打ち上げが終わった後、私たちは正式的にお付き合いを始めた。
二人に知らせた時、霞くんは「だろうな」と少し複雑そうな表情を浮かべていたが幸せになれよと言ってくれた。
虹香ちゃんは目をまんまるにして「えーー!! おめでとうっひかりちゃんっ!」と可愛らしく驚いていた。
どちらも違う形だが、二人に祝福してもらえて本当に嬉しかった。
ーーコウモリをモチーフにしたヘアピンは家でだけお互いつけることにした。
それならかげくんも恥ずかしくないらしい。
ふふ、また一つかげくんとの秘密ができたな。
そして今はなんと――
かげくんのお家にいるんですっ!!
それもリビングのソファーに座って血を吸われていて……!!
心臓がもたないよぉっ!
「ん……ひかり、もっと……もっとちょうだい」
体育祭や打ち上げを通してかげくんが血を吸うことに対して積極的になった気がする。
前までは私を傷つけたくなくて我慢していたかげくんだったけど、私が我慢しなくてもいいよと言ったことで、一日一回は血を吸われている。
それでもかげくんが「もし、ひかりを傷つけたらどうしよう。貧血で倒れたりしたら……」と不安になるかもしれないとのことで、私たちの間でいくつか約束事を決めることにした。
一つ目が、例えどんなことが起きたとしても私の許可がない限りは無理やり吸わないこと。
二つ目は、血を吸い終わった後はいつもよりご飯やお菓子などを体内に入れることだった。
ご飯はかげくんの手作りで、お菓子代も出してくれる彼に申し訳ない気持ちがあった。
だから「そこまでしなくても大丈夫だよ」と言ったんだけど「俺がしたいんだからひかりは気にしないいでくれ」って言われてそのままかげくんに甘えちゃうことになった。
でも、いつもかげくんにお世話してもらうのは気が引けたし何より私もかげくんに何かしたくて。
今日は私がかげくんのお家で料理をすることに。
「ふふ、ごちそうさま。今日も美味しかったよ」
「かげくんが元気になってくれてよかった」
血を吸われることにも大分慣れてきて、痛みもほとんど感じなくなっていた。
「じゃあ約束通り、今からご飯作るね! 何が食べたい?」
かげくんの吸血が終わった後、ご飯を作ると言う約束をしていた私はソファーから立ち上がりキッチンへと向かった。
「血を吸ったばかりだから動かない方がいいよ」
そう言って後ろから抱きしめられる。
「あ、ありがとう。でもいつものお礼としてかげくんにご飯を作りたいな」
「それなら二人で作ろうか」
一人で作る気だったのだが、かげくんがどうしても私のことが心配らしくて二人でキッチンに立つことになった。
二人に知らせた時、霞くんは「だろうな」と少し複雑そうな表情を浮かべていたが幸せになれよと言ってくれた。
虹香ちゃんは目をまんまるにして「えーー!! おめでとうっひかりちゃんっ!」と可愛らしく驚いていた。
どちらも違う形だが、二人に祝福してもらえて本当に嬉しかった。
ーーコウモリをモチーフにしたヘアピンは家でだけお互いつけることにした。
それならかげくんも恥ずかしくないらしい。
ふふ、また一つかげくんとの秘密ができたな。
そして今はなんと――
かげくんのお家にいるんですっ!!
それもリビングのソファーに座って血を吸われていて……!!
心臓がもたないよぉっ!
「ん……ひかり、もっと……もっとちょうだい」
体育祭や打ち上げを通してかげくんが血を吸うことに対して積極的になった気がする。
前までは私を傷つけたくなくて我慢していたかげくんだったけど、私が我慢しなくてもいいよと言ったことで、一日一回は血を吸われている。
それでもかげくんが「もし、ひかりを傷つけたらどうしよう。貧血で倒れたりしたら……」と不安になるかもしれないとのことで、私たちの間でいくつか約束事を決めることにした。
一つ目が、例えどんなことが起きたとしても私の許可がない限りは無理やり吸わないこと。
二つ目は、血を吸い終わった後はいつもよりご飯やお菓子などを体内に入れることだった。
ご飯はかげくんの手作りで、お菓子代も出してくれる彼に申し訳ない気持ちがあった。
だから「そこまでしなくても大丈夫だよ」と言ったんだけど「俺がしたいんだからひかりは気にしないいでくれ」って言われてそのままかげくんに甘えちゃうことになった。
でも、いつもかげくんにお世話してもらうのは気が引けたし何より私もかげくんに何かしたくて。
今日は私がかげくんのお家で料理をすることに。
「ふふ、ごちそうさま。今日も美味しかったよ」
「かげくんが元気になってくれてよかった」
血を吸われることにも大分慣れてきて、痛みもほとんど感じなくなっていた。
「じゃあ約束通り、今からご飯作るね! 何が食べたい?」
かげくんの吸血が終わった後、ご飯を作ると言う約束をしていた私はソファーから立ち上がりキッチンへと向かった。
「血を吸ったばかりだから動かない方がいいよ」
そう言って後ろから抱きしめられる。
「あ、ありがとう。でもいつものお礼としてかげくんにご飯を作りたいな」
「それなら二人で作ろうか」
一人で作る気だったのだが、かげくんがどうしても私のことが心配らしくて二人でキッチンに立つことになった。