帝の唯一の女〜巫女は更衣となり、愛に囚われる〜
そして私は、静かに清涼殿の奥――帝の寝所へと向かった。
襖が滑らかに開くと、そこには白い寝着を纏った帝が、変わらぬ眼差しで座っておられた。
「美琴。」
その声は、あの日と同じ温かさを帯びている。
私はそっと歩み寄り、胸の中へ身を委ねた。
「本当に……美琴なのだね。」
「はい。」
視線が重なり、自然と唇が触れる。温もりが心の奥まで染みていく。
次の瞬間、私は柔らかな寝具の上へと導かれた。
「今夜からは、誰にも邪魔はさせない。堂々と……美琴を抱ける。」
低く囁かれる声に、胸が高鳴る。私はその頬に手を添えた。
「帝……」
すると、帝はふと微笑み、私の耳元に優しく告げられた。
「名を、教えよう。――尊成だ。」
その響きが、長い歳月の距離を溶かしていく。
胸の奥に絡まっていた糸がほどけ、温かな波が広がった。
私はそっと瞳を閉じ、この方のすべてを受け入れようと心に誓った。
襖が滑らかに開くと、そこには白い寝着を纏った帝が、変わらぬ眼差しで座っておられた。
「美琴。」
その声は、あの日と同じ温かさを帯びている。
私はそっと歩み寄り、胸の中へ身を委ねた。
「本当に……美琴なのだね。」
「はい。」
視線が重なり、自然と唇が触れる。温もりが心の奥まで染みていく。
次の瞬間、私は柔らかな寝具の上へと導かれた。
「今夜からは、誰にも邪魔はさせない。堂々と……美琴を抱ける。」
低く囁かれる声に、胸が高鳴る。私はその頬に手を添えた。
「帝……」
すると、帝はふと微笑み、私の耳元に優しく告げられた。
「名を、教えよう。――尊成だ。」
その響きが、長い歳月の距離を溶かしていく。
胸の奥に絡まっていた糸がほどけ、温かな波が広がった。
私はそっと瞳を閉じ、この方のすべてを受け入れようと心に誓った。