Devil's Night
 
「美月。ちょっと出かけてくる」


 カイが立ち上がった。近い所で通り魔的に人を殺すつもりなのだろうか。その軽い口調と態度に鳥肌がたつ。


「すぐに戻るよ」


 散歩にでも出かけるような顔でリビングを出ていくカイの後を追い、私も夫を見送るときと同じように、玄関へ向かった。
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