Devil's Night
 
 私は泣きそうになるのをこらえながら、手の上の箱をじっと見ていた。


「ママ。トイレ」


 感動している私のスカートを、絵莉花が引っ張る。


「あ、うん」


 リボンのかかった箱を急いでバッグにしまった。


「ありがとう、省吾さん。家に帰ってからゆっくり開けてみるね」


「ああ。俺はハルつれて、このあたりブラブラしてるから」


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