落ちこぼれ見習い聖女は、なぜかクールな騎士様に溺愛されています?〜これ以上、甘やかされても困ります〜
私が戸惑っていると、大聖女様が優しく声を掛けてくれた。
「アイリス、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。私がしっかりサポートしますから。しばらくは聖女としてお務めして、折を見て大聖女に就任することになるでしょう」
「あの、本当に私に大聖女が務まるのでしょうか?」
「荷が重いですか?」
「そ、そうですね……。確かに神聖魔法が覚醒したのかもしれませんが、そんな伝承のようなすごい力があるとは思えませんし。それに私は……、自分の事しか考えてなかったのです。ただ好きな人を助けたい一心で。聖女としては失格かもしれないです……」
私の言葉に大聖女様はゆっくりと首を横に振った。
「そんなことありません。貴方のように大事な人を助けたいという純粋な思いは大切です。私はとうの昔に忘れていました。貴方のお陰で思い出したのですよ」
「大聖女様……」
「聖女だって所詮は人間。貴方が思っている以上に私利私欲にまみれているのです」
ぼそりと大聖女様が何か呟いているが、よく聞き取れなかった。
「大聖女様今なんておっしゃって……?」
「さぁ、アイリス。これから忙しくなりますよ。近日中には聖女就任の儀式を行います。それからは聖女のお務めの他に、大聖女としての引継ぎ、後は神殿の代表として夜会にも参加して貰います」
「え……、嘘……ですよね?」
「うふふっ、本当です。頑張りましょうね、アイリス」
愕然とする私に大聖女様は満面の笑みを見せた。
✩ ✩ ✩
聖女就任の儀式を終え、私は無事に正式な聖女になった。
「アイリス、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。私がしっかりサポートしますから。しばらくは聖女としてお務めして、折を見て大聖女に就任することになるでしょう」
「あの、本当に私に大聖女が務まるのでしょうか?」
「荷が重いですか?」
「そ、そうですね……。確かに神聖魔法が覚醒したのかもしれませんが、そんな伝承のようなすごい力があるとは思えませんし。それに私は……、自分の事しか考えてなかったのです。ただ好きな人を助けたい一心で。聖女としては失格かもしれないです……」
私の言葉に大聖女様はゆっくりと首を横に振った。
「そんなことありません。貴方のように大事な人を助けたいという純粋な思いは大切です。私はとうの昔に忘れていました。貴方のお陰で思い出したのですよ」
「大聖女様……」
「聖女だって所詮は人間。貴方が思っている以上に私利私欲にまみれているのです」
ぼそりと大聖女様が何か呟いているが、よく聞き取れなかった。
「大聖女様今なんておっしゃって……?」
「さぁ、アイリス。これから忙しくなりますよ。近日中には聖女就任の儀式を行います。それからは聖女のお務めの他に、大聖女としての引継ぎ、後は神殿の代表として夜会にも参加して貰います」
「え……、嘘……ですよね?」
「うふふっ、本当です。頑張りましょうね、アイリス」
愕然とする私に大聖女様は満面の笑みを見せた。
✩ ✩ ✩
聖女就任の儀式を終え、私は無事に正式な聖女になった。