落ちこぼれ見習い聖女は、なぜかクールな騎士様に溺愛されています?〜これ以上、甘やかされても困ります〜
「ほん……とに私は……なに……も……っ」
「あ……」
声を出そうとするが、上手く声にならない。
「ん? どうした?」
ライオネル様が私の口元に耳を寄せた。
「シャ……ロト……ちが……いま……」
シャーロット様は違います。私に誠心誠意謝ってくれて、私を支えてくれると言ってくれたんです。あの言葉、あの瞳には嘘は無かった。
そう言いたいのに言葉にならない。
「無理するな。……分かってる」
分かってる……?
ライオネル様がどこかに視線を送ると、近くに待機していた騎士様が現れた。
「ケーシー侯爵令嬢を別室に連れて行ってくれ」
「はっ。ケーシー侯爵令嬢、こちらへ」
「わ、私は、本当にっ、何もしていませんわっ。信じてくださいませっ、アイリス様っ、ライオネル様っ」
狼狽して泣き叫ぶシャーロット様を、騎士様が連れていった。
「ふっ、往生際の悪い方ですね。可哀想なアイリス様。私が治療して差し上げます」
フェリシティ様は私の方に少しずつ近づいて、こちらへ向かって手を差し出した。すると、ライオネル様は私を庇うようにフェリシティ様から離す。
「何の魔法をかける気だ、フェリシティ嬢」
「可笑しなことをおっしゃいますね。回復魔法に決まってますわ?」
「君は……、回復魔法は使えないはずだ」
え? フェリシティ様は回復魔法を使えない?
「あ……」
声を出そうとするが、上手く声にならない。
「ん? どうした?」
ライオネル様が私の口元に耳を寄せた。
「シャ……ロト……ちが……いま……」
シャーロット様は違います。私に誠心誠意謝ってくれて、私を支えてくれると言ってくれたんです。あの言葉、あの瞳には嘘は無かった。
そう言いたいのに言葉にならない。
「無理するな。……分かってる」
分かってる……?
ライオネル様がどこかに視線を送ると、近くに待機していた騎士様が現れた。
「ケーシー侯爵令嬢を別室に連れて行ってくれ」
「はっ。ケーシー侯爵令嬢、こちらへ」
「わ、私は、本当にっ、何もしていませんわっ。信じてくださいませっ、アイリス様っ、ライオネル様っ」
狼狽して泣き叫ぶシャーロット様を、騎士様が連れていった。
「ふっ、往生際の悪い方ですね。可哀想なアイリス様。私が治療して差し上げます」
フェリシティ様は私の方に少しずつ近づいて、こちらへ向かって手を差し出した。すると、ライオネル様は私を庇うようにフェリシティ様から離す。
「何の魔法をかける気だ、フェリシティ嬢」
「可笑しなことをおっしゃいますね。回復魔法に決まってますわ?」
「君は……、回復魔法は使えないはずだ」
え? フェリシティ様は回復魔法を使えない?