兄弟の溺愛に堕ちて
「一真さん……私、ずっとあなたが好きです。」

その告白に、一真さんは珍しく柔らかい笑みを浮かべた。

「……待たせて、ごめん。」

そして、静寂の中で二人の唇が重なった。

長い時間を越えて結ばれる想いが、甘く熱い誓いとなって、互いの胸に刻まれていった。

「ん……んん……」

何度も、何度も唇が重なった。

「んぁ……っ」

頭がしびれる。溺れるみたいに、一真さんの熱に支配されていく。

「美咲……」

低い声で名前を呼ばれるたび、心臓が跳ねた。

「ん……ふぁ……」

角度を変えて、強く、甘く、また重なる。息ができないほどに。

「……かわいい、美咲。」

囁きと同時に、後頭部を押さえられる。次の瞬間、舌を絡め取られるような深い口づけ。

「んあっ……!」

全身が痺れて、声が漏れる。

このキス、危険だ。とろけそうで、頭がおかしくなりそう。
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