兄弟の溺愛に堕ちて
――でも、もっと欲しい。

怖いほど、一真さんとのキスに溺れていく。

「……っああ……」

一真さんの指が下着の奥に忍び込む。

敏感な場所を探り当てられて、思わず腰が浮いた。

「んんっ! はぁ……っ」

かき回されるたび、全身が震える。

頭が真っ白になって、言葉にならない声が漏れた。

「美咲……感じていいんだよ。」

耳元で甘く囁かれる。低い声に胸の奥まで支配される。

「か、一真さん……ああっ!」

名前を呼ぶだけで、熱が強まっていく。

「……かわいい。かわいいよ、美咲。」

吐息混じりの声が耳を犯す。

指先の動きと囁きに挟まれて、逃げ場なんてどこにもない。

グチュ、グチュ……

水音が車内に響く。

「や……あぁっ……もう……」

波が、何度も何度も押し寄せてきて。

理性がどんどん削られていく。

「ほら、こんなに俺を捉えて離さない……」

低い声に支配されながら、私は息を呑む。
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