兄弟の溺愛に堕ちて
一真さんの左手が、私の右手を強く握りしめた。

その温かさに、身体を委ねることしかできない。

「いいんだよ、そのまま……俺に預けて。」

見上げると、熱に濡れた瞳がまっすぐに私を射抜いていた。

「ぁぁ……ああっ……!」

唇を塞がれ、さらに奥を抉られる。快楽の波が何度も押し寄せて、逃げ場なんてない。

「一真さ……んっ! も、もう……っ!」

手をぎゅっと握り返した瞬間、右手の愛撫が一気に深みに達する。

「あああんっ!」

体が大きく弾けるようにうねった。震えが止まらない。

密に濡れた音が車内に響き、一真さんの吐息が絡み合う。

「あっ……一真さん……」

震える声が漏れた瞬間、彼の喉がごくんと鳴る。

「このまま君を貰うこともできるけれど……それは、さすがに早すぎるよね。」

震える指先で彼の腕を掴む。

「かわいいよ……美咲。」

そう囁きながら、一真さんが私の頬にチュッと触れるような口づけを落とした。
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