もう恋なんてしないはずだったのに〜御曹司課長の一途な愛に包まれて〜
「俺は自分から欲しいものって本当になかった。いずれ社長になる家に生まれ、そうなるべく教育を受けてきた。側から見れば裕福だし恵まれているように見えたかもしれない。でもなんでもあるから何か満たされないんだ。君が夢中になっているのをみて羨ましいと本心から思った。日菜はそのアイドルの言葉に励まされてるっていうけど、俺は日菜自身に励まされてるよ」
まさか、と思うが彼は歩きながら静かに話を続ける。
「日菜は仕事だっていつも前向きだ。本当はもっと前に出てもいいのに後ろからサポートしているだろ。そんな姿も魅力的だ。英会話だってできるのにひけらかさずフォローするだろう。どんな時も陰ながら支えてもらっていると安心感があるんだ。そんな日菜が実は推し活しているなんてギャップが大きすぎて心を奪われた」
そんなふうに私をみていたなんて驚かされる。以前にも少し言われたが、本当に彼が私の仕事をよくみてくれているのがわかった。推し活を見られた時にはもう終わった、とショックを受けたが彼に理解してもらえ、私の方こそ精神的に助けられた。
「日菜は推し活が全て。もう恋なんてしないと言ったのを聞いてあの時はショックを受けたんだ。それで俺は部下としてではなく、ひとりの女性として気になっているんだと自覚した。それからは何をしていても日菜に目がいってばかりいたよ」
「そんな……」
「そんなことあるさ。自覚してからはもっと近づきたいとあれこれ考えていた。日菜のすることが可愛くて、仕方なかった」
そう言いながら彼はサラッと私の髪の毛を撫でる。その大きな手がなんだか気持ちいい。
「俺が御曹司だと知られ日菜がどう思うのか不安で仕方なかった。だから発表の日に直接話したかったんだ。でも帰りに呼び止められてしまいどうにもならなかった。だから翌日話そうと思ったが、日菜は朝から様子がおかしかった。俺の方を見ようともしていなかった。目があったと思うとすぐにそらされショックだった。肩書きがこんなにもいらないと思った日はなかった」
まさか、と思うが彼は歩きながら静かに話を続ける。
「日菜は仕事だっていつも前向きだ。本当はもっと前に出てもいいのに後ろからサポートしているだろ。そんな姿も魅力的だ。英会話だってできるのにひけらかさずフォローするだろう。どんな時も陰ながら支えてもらっていると安心感があるんだ。そんな日菜が実は推し活しているなんてギャップが大きすぎて心を奪われた」
そんなふうに私をみていたなんて驚かされる。以前にも少し言われたが、本当に彼が私の仕事をよくみてくれているのがわかった。推し活を見られた時にはもう終わった、とショックを受けたが彼に理解してもらえ、私の方こそ精神的に助けられた。
「日菜は推し活が全て。もう恋なんてしないと言ったのを聞いてあの時はショックを受けたんだ。それで俺は部下としてではなく、ひとりの女性として気になっているんだと自覚した。それからは何をしていても日菜に目がいってばかりいたよ」
「そんな……」
「そんなことあるさ。自覚してからはもっと近づきたいとあれこれ考えていた。日菜のすることが可愛くて、仕方なかった」
そう言いながら彼はサラッと私の髪の毛を撫でる。その大きな手がなんだか気持ちいい。
「俺が御曹司だと知られ日菜がどう思うのか不安で仕方なかった。だから発表の日に直接話したかったんだ。でも帰りに呼び止められてしまいどうにもならなかった。だから翌日話そうと思ったが、日菜は朝から様子がおかしかった。俺の方を見ようともしていなかった。目があったと思うとすぐにそらされショックだった。肩書きがこんなにもいらないと思った日はなかった」