指先から溢れる、隠れた本能。
「俺はお前が好きだ。だから、俺に従うことは……お前のためでもある」
その言葉は、俺の本心だった。六花を導き、守りたいという思いが、命令という形になって溢れ出る。彼女が視線を落とし、頬を赤らめる姿に、俺の心はさらに強く彼女に引き寄せられる。彼女が俺に委ねるその瞬間が、俺にとって何よりも大切なものだ。
「……わかりました、蒼空さん……従います……」
六花の声は、震えながらも心からのものだった。その言葉に、俺の胸の奥で温かい何かが広がる。彼女の髪をそっと撫でると、彼女の体がビクッと反応し、頬がさらに赤くなる。その反応が、俺の『dom』の本能をさらに刺激する。でも、同時に、彼女を大切にしたいという思いが、俺の心を強く締め付ける。