指先から溢れる、隠れた本能。
「いい子だ……これからも、俺に従うこと。俺はお前を守るからな」
俺の声は、彼女を包み込むように響いた。
彼女が小さく頷き、俺の手を握り返す。その小さな手の温もりが、俺の心を満たす。
六花の反応──彼女の震える指先、熱を帯びた頬、かすかな吐息──それらが、俺の心を甘く、強く揺さぶる。彼女のそばにいると、抑制剤で抑えてきた俺の『dom』の性質が、まるで解き放たれるかのように溢れ出る。
六花の微笑みが、俺の心を温かくした。彼女の小さな手が俺の手を握り返す感触に、胸の奥が熱くなる。
彼女の『sub』の性質が、俺の『dom』の本能と共鳴し、まるで二人の心が一つになるような感覚だ。彼女の頬に広がる薄い赤、かすかに震える吐息──それらが、俺の心を強く掴んで離さない。
(この子を守りたい……そして、俺の全てで彼女を包み込みたい)
俺は彼女の手を握る力を少し強め、彼女の瞳を見つめた。彼女の微笑みに、俺の心はさらに強く彼女に引き寄せられる。この資料室の静かな空間で、俺たちの絆はさらに深まっていく。窓から差し込む光が、書棚に揺れる影を落とし、まるで俺たちの関係を祝福しているようだった。
俺たちの距離は、命令と従属、甘さと信頼によってさらに深まった。六花の手の温もり、穏やかな視線、静かな言葉──それらが、俺の心を温かく、確かなものにしていく。資料室の静かな空気が、俺たちの絆を静かに包み込んでいた。