マリオネット
 彼はそう言うと、私のショーツの上を指先で擦ってきた。
「んぁ!」
 自分でももう濡れているのがわかる。

 彼はショーツを脱がし、優しく指先で溢れている体液を絡める。
「たくさん濡れてる」
 今度は指先で下半身の突起部分に触れられる。

「あぁぁ……!」
 ギュッと彼にしがみつく。

「陽菜乃さんがダメって言いそうなことするけど、彼氏だから許して」

 彼は自分の身体全体をベッドの下へ移動させた。
「へっ……?」
 半分ぼやっとしている私の両足を開き、先程まで触れていた下半身の突起部分へ顔を近づけた。

「やぁ!ダメ!恥ずかしいっ!」
 私の言葉は届くことなく、彼はそのまま顔を埋めた。

「んん!!あっ!」
 感じたことのない快楽が襲う。
「ダメだよぉ……」
 止めてくれるわけもなく、舌はさらに膨れている部分へ。

「あっ……。あぁ!」
 声が勝手に出てしまう。

「可愛い」
 そう彼が呟いたのが聞こえた。

「やぁ……!イっちゃう!」

「イっていいよ」
 彼は責めるのを止めない。

 でも――。
「今日は、凪と一緒にイキたいっ……。止めて……?」
 せっかくちゃんとした関係になった。
 だから――。
 
 彼の動きが止まった。

「ホント?」

「うん。凪、お願い。一緒に気持ち良くなりたいの」

 半べそ状態の私を見て、彼は一度ギュッと抱きしめたあと
「わかった」
 私の頭を優しく撫でてくれた。
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